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 旧バージョンのオフラインページに載せてた情報、今は閲覧できなくなっていることをすっかり忘れてました~。
 と、いうわけで過去ログからコピペですが。


 2007年10月に開催される「ロト祭」に参加します。申し込み完了しましたよ!
 なお、MOMOさん主催のDQ2ゲームブックアンソロ(仮)にもサマ←ムンなお話を執筆させていただきます♪
 私にしては珍しく、恋愛を中心にしたお話です。

 とりあえずDQ4小説『エピシーン』完全版の他、DQ2の長編『とりかえっ子』と8の中篇『Le roi pecheur』もだいたい出来上がったので半年間じっくり推敲して本にするつもりです。



 とりかえっ子~The Changeling~ 

 DQ2 長編
 A5で120ページ前後(『The Man Who Would Be Hero』と同じくらいの長さ)になる予定です。
 書き下ろし。

 ※女性向けではありませんが、同性愛を扱った小説です

 性同一障害に悩みながら、立場ゆえ公にできないローレシアの王子ロリウス。
 ある事件をきっかけに故郷を離れた彼は、隣国の王子サルマキスに一目惚れし、共にムーンブルクの王女ディアーヌを救出すべく旅立つが--。


 <引用>

 逃げたかった、ローレシアから。--いや、自分の忌まわしい人生そのものから。
 物心ついた時からローレシアの王子として振舞っていたけれど、あんなに「正常」な両親と、こんなに「異常」な私の血が繋がっているはずがない。
 私は勇者ロトの子孫などではない--きっと、幼い頃に妖精によって王子の揺り篭に入れられた取替えっ子なのだ。
 ここは私の故郷ではない。この人間の姿も私のものではない。そうだ、男でも女でもない私は魔法によってローレシアの王子に姿を変えられた怪物にちがいない。
 だから早く逃げなければ、もし正体がばれれば殺される--。
 そんな恐ろしい妄想に駆られ、城を後にした。
 これまで16年を過ごした場所だというのに、不思議なほど未練を感じなかった。
 それはきっと、この城には本当の私を理解してくれ、本当の私を愛してくれる人がいないと常に感じていたからだろう。



 
 エピシーン あるいは もの言わぬ女 

 DQ4 長編
 A5で120ページ前後(『The Man Who Would Be Hero』と同じくらいの長さ)になる予定です。
 ウェブに連載していたものを完結させた上、これまでのお話にも加筆修正を加えた完全版。


 <引用>

 こう考えたことはないか。自分はただのチェスの駒で、見えざる大いなる手に操作されているだけで。
 仕方ないんだ、これが運命だから、仇を討たないといけないから、大事な相手を救いたいんだ、正義のためだから、そんな言い訳を散々わめきながら戦ってきたのに。
 振り返ってみたら--そんな動機は全部嘘で、誰も僕たちに命令なんてしてなかった。
 いいや、たとえ「神」が命令していたとしても、僕たちの耳にはちっとも届いてなんかいなかったんだ。
 あの七人の「導かれし者たち」が戦闘となると僕の作戦など気にせずに、真っ先に弱いモンスターに攻撃をしかけたり、効きもしないザラキを連呼したり、魔力を激しく消耗するイオナズンをたった一体の敵に仕掛けたりするように。
 混沌とした世界で「お前ら、どうして命令通りに行動しないんだ!?」と叫んでいるのは僕の声か。
 それとも、無能なマスタードラゴンの声か。


 
 Le roi pecheur 

 DQ8 中編
 A5で40ページ前後(『Quondam et Futurus』と同じくらいの長さ)になる予定です。
 書き下ろし。

 流謫の身となり、世界を放浪していたマルチェロは、自分を探して旅をしていたククールと予期せぬ形で再会を果たすけれども…。



 <引用>

 「えっ…これをオレに?」
 マルチェロが差し出したのは、いつも肌身離さず身につけていた黄金のペンダント。
 「売ればかなりの額になるだろう。生活の足しにでもしろ。」
 そう告げると、ぽかんと口を開けて彼の顔と贈り物を見比べるばかりで、一向に受け取る気配のない異母弟の手のひらに強引に押し込んだ。
 「でもさ、なんでこんなプレゼントを?」
 「--借りを作るのは好かん、それだけだ。」
 まして貴様ごときに恩義を受けるとあっては、死んだほうがマシだ…内心でそう呟いていたのだが、何も知らないククールは顔を輝かせて礼を述べる。
 「へえ~、綺麗だなあ。」と嬉しそうに微笑む彼から顔を背けると、マルチェロは低く、だが断固とした口調で言い放った。
 「いいな、これで礼は済んだ。もう貴様に負うものは何もない!」
 「あれっ…。オレ、別にそんなつもりで助けたんじゃないのに…。あんたってば、顔に似合わず意外と義理堅いんだな。」
 無邪気にそう言われてマルチェロの額にくっきりと青筋が浮かんだが、彼はぐっと唇を噛んで怒鳴りたい衝動を堪えた。
 「これで貸し借りはゼロ。つまり、私は二度と貴様に会う必要がないということだ…!」
 「ええ~?もう行くの?まだ顔色がよくないし、せめて今日一日くらい休んだほうがいいんじゃないの?」
 そう提案する声を無視し、振り返らぬまま去ろうとする。追いすがられ、後ろから羽交い絞めにされて無理やり引き止められるのではないかとの懸念があったが、意外にもククールはマルチェロに対して何も行動を起こさなかった。
 その代わりに、背後から聞こえた「いや、それはダメだよ、アンジェロ!」との叫びに、マルチェロはぴたりと歩みを止める。
 不吉な予感を抱きながら振り返ると、ククールは先ほどの男に「でもさ、これまで何かとお世話になったし。--いいからあんたが受け取ってよ。」と言いながら首飾りを渡そうとしているではないか。
 大慌てで駆け寄ると、マルチェロは男の手からペンダントを奪い、異母弟の手に再び押し込んだ。
 「待て!私は、これを貴様にくれてやったのだぞ!?そう易々と他人に与えたりするな!!」
 「あれっ?…もしかして、あんたってばそんな大事なものをオレに譲ってくれたわけ?」

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